共有欲というもの

幼なじみ2名と『音楽レコメンド』なるグループDMを作っている。

グループ名の通り『音楽』を『レコメンド』するためのグループDMである。

レコメンドとは「勧める」「推薦する」という意味であるが、おおよそ誰にも引っかからないような曲を三者三様にぺたぺたはりつけている。

3人とも音楽の趣味なんてものは手に取るように分かっているのだけれども、皆我が道を行っている。

そうなると『レコメンド』とは名ばかりに感じるが、おそらく3人とも「おすすめ」というよりは「共有」に重きを置いているのではないだろうかと思う。

多分これは共有欲というものではないだろうか。

イントロいい!とかサビいいね!とかMVおしゃれ!とかの単純な感想で構わないわけは、自分以外の人間が聞いたということに重きが置かれる。

自己以外の他者ということであればTwitterなりブログなりなんなりで紹介すればいいじゃないかと思う気もしなくはないが、ここで重要なのは「気心の知れた人間に聞いてもらう」ということで、不特定多数が重要なのではない。

 

これからも共有欲を満たすために曲をDMにぺたぺたするのだ。